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2011年6月21日 (火)

愛のあとにくるもの。

つい先ほど読み終わりました。辻仁成さんの作品です。これ、日本男性と韓国女性の恋愛を描いた作品なのですが、とても切なく、若さゆえの過ちというか、主人公の悩み、成長っぷり、主人公のことを好きな日本人女性の一途な思いなど、とてもリアルに伝わってくる作品です。アマゾンで調べたら、この本、「冷静と情熱の間」みたいに、女性目線の本も出てるみたい。韓国の人で、孔枝泳(コンジヨン)さんという方が書いたもの。日本語訳されて売られてるみたいだから、今度読んでみようかな。紅(登場する韓国女性)の気持ち側からも読んでみたい。しかし、辻ワールド炸裂の小説でした。この人の作品は、その場面の情景があたかも映像で見ているかのように鮮明に思い浮かべることができる。なんていうか、とてもリアルで、まるで映画でも見たような気持ちになる。主人公の顔も、あくまで想像だけど、こんな感じかなーって想像しやすいし、とにかくすごい入りこめる。そしてせつなくなる。とても良かった。

あらすじとしては、若いころ、公園で偶然出会った男女が、恋に落ち、お互いを必要としていくのだけど、日本(男性)と韓国(女性)という、意識してなかったけど、意識せざるを得ない問題にぶち当たり、やがて、それを越えられずに二人は別れてしまう。この別れは、男性が女性の孤独に気付いてやれなかったことに由来するが、それは、若さゆえであり、男性は男性なりに、彼女を守ろうと、日々頑張っていた。

そして、突然の彼女からの別れのあと、7年の歳月がたち、男性は小説家になっており、彼女との思い出をもとに書いた作品で、韓国の新聞社に取材をうけることになる。7年ぶりに韓国に行くことになった男性の前には、韓国側の通訳として、7年前別れてしまったあの彼女が現れる…という展開の話です。

なかなか面白かったです。よかったらぜひ。

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